ものづくりを
品質面から支える、
“縁の下の力持ち”。
品質保証部 チームリーダー
小林 洋介

品質を最前線で守る仕事

プラスチックの射出成型機に使われるHIPシリンダーや機械加工品の品質検査を担当しています。

製品の寸法を計測し、正確な寸法に仕上がっているか、お客様の要求事項と合っているか、外観に欠損や変形などがないかを出荷する前に確認する、最終チェックの工程を担います。品質検査を行った証明として提出する検査成績書の作成も行っています。

ずっと品質検査畑一筋で入社11年目を迎えました。最初は工場内で計測機器を使っての測定方法を教わり、次に事務所で提出書類の作成に携わりました。現在はチームリーダーとして両方を担当しています。

城洋はHIPシリンダーをメーカーとして製造・供給しているため基本的に決まった型式がありますが、機械加工品は一点ものオーダーというケースが多数あります。そんな時は、図面と首っ引きになって検査確認しています。

私には加工はできませんが、加工技術に関する基本的な知識や図面を理解する力の必要性を感じます。

時には技術者に加工方法を確認して、計測方法を決める判断材料にすることもあります。

精密加工技術に強みを持つわが社では、品質検査においても1ミクロン単位での高精度が求められます。また、常に技術革新や新事業に取り組んできた会社なので、品質保証プロセスや計測技術もそれに合わせて進化し続けなければなりません。

公的資格と達成感が自信に

経験を積むなかで品質保証に関する公的資格を取得する必要を感じ、働きながら勉強を続け、機械検査技能士2級に合格しました。非破壊検査関連の資格に関しては、浸透探傷検査・磁粉探傷検査・超音波探傷検査の認証を、数年をかけて順次取得していきました。

仕事と資格対策の勉強の両立は大変でしたが、現場で習得した知識とスキルが資格によって裏づけされ、計測方法に関して新たな視点を得ることもできました。

日々の仕事にも、大きく成長するチャンスはあります。社で初めて公共事業の仕事を受注した時のこと、全工程の写真記録や、事前に検査方法を提示する検査要領書の提出を求められ、作成する検査成績書も膨大な量にのぼりました。未体験だらけの業務に手探りで取り組むしかなかったのですが、何とか納品することができた時の達成感は格別でした。

品質を守り、社の発展に貢献

品質検査においては、慎重で丁寧な確認が何よりも大切です。私は生来の慎重派で、悪くいえば心配性(笑)。気になったら確認せずにはいられません。でも、そんなところが品質保証の仕事で生かされているのかなと思います。

わが社の社長は、「想いやり」という言葉をよく口にします。確かに、ものづくりは「自分さえよければいい」では成り立ちません。前後工程への配慮や尊重、そして時には負荷がかかっている人や工程を見抜き、サポートする姿勢も必要です。
検査した製造物に不良品が見つかることも稀にあり、技術者には言葉やタイミングを選びながら伝えるようにしています。正直、「イヤな役回りだな」とも思うのですが(笑)、そんな時こそ日々のコミュニケーションや信頼関係が効いてきます。

将来の展望ですか? そうですね…。まずはベテランの先輩が持つ高い計測技術とノウハウを、社の資産としてしっかりと守り伝えていきたいです。
また、城洋がいま力を入れている事業の一つに、航空機エンジン部品の製造があります。人命を預かる航空機だけに、関連部品には厳格な品質規格が定められており、わが社もより信頼性の高い品質保証体制を築く必要があります。3次元測定システムなど新しい計測機器の導入を検討する段階も、いずれ来るでしょう。私自身も常に学び続け、会社にとってベストな方法は何かを探りながら、ともに成長していきたいと思います。
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